東京、2023年9月5日 — SaaSおよびデバイス管理プラットフォームの大手企業であるJosysは本日、シリーズBの資金調達ラウンドが9,300万ドルで成功したことを発表しました。これにより、総資金は1億2,500万ドルになりました。グローバル・ブレインとグロービス・キャピタル・パートナーズがラウンドをリードしました。昨年9月にシリーズAで3,200万ドルの資金調達を行って以来、同社の収益は10倍に増加し、現在では300社以上の企業にサービスを提供しています。
2021年に日本で設立されたJosysは、COVID-19の影響で生じたIT運用の複雑さに対処する最前線に立っています。企業がリモートワークに移行し、多数の SaaS ソリューションを採用するにつれて、IT 運用の「信頼できる唯一の情報源」を維持するという課題はますます困難になっています。多くの企業が、分散型で規制のないテクノロジーの採用に起因するサイバーセキュリティリスクの増大とコストのかかるシャドーIT問題に直面しています。さらに、リモート社員が新たに雇用されるにつれ、ITチームは必要な作業用デバイスのタイムリーな購入と提供に苦慮し、多くの場合、従業員のライフサイクルを通じてこれらのデバイスを把握できなくなり、企業は多額の交換費用や潜在的なセキュリティ上の脆弱性にさらされることになります。
Josysはこれらの課題に対する総合的なソリューションを提供し、企業がソフトウェアアプリケーションとデバイスの管理を自動化および最適化できるようにする統合SaaSおよびデバイス管理プラットフォームを提供します。さらに、Josysは、ラップトップやモバイルデバイスの購入、構成、出荷、修理、保管を対象とした、ITデバイスのライフサイクル管理のためのITアウトソーシングサービスを提供しています。
JosysのCEO、松本康兼は次のように述べています。「世界中の組織が、業務を近代化し、仕事のやり方や場所を変えたテクノロジーや人的変化に追いつくのに苦労しています。「Josysでは、「より良いシステム、より良い世界」という私たちのビジョンが、ハイブリッドワーク時代に向けた従来のIT運用プレイブックを再考し、あらゆる規模の企業がアプリケーションとデバイスを管理するための効率的で安全なプラクティスを確立するのに役立つ次世代のLifecycleOpsプラットフォームを提供することを原動力としています。」
2023年9月5日現在、Josysは北米およびアジア太平洋地域に事業を拡大しました。この拡張により、Josys はこれらの国の顧客に SaaS およびデバイス管理プラットフォームを提供するだけでなく、デバイスのライフサイクル管理のための IT アウトソーシングサービスも提供できるようになります。これは、これらの地域にグローバルな従業員を抱える多国籍企業にとって特に価値があります。Josys は、現地調達とデバイスサポートを提供することで、海外従業員のITオンボーディング時間を数週間からわずか数日に大幅に短縮できます。Josysは、2025年末までに100か国以上でITアウトソーシングサービスを提供することを目指しています。
地理的な拡大だけでなく、シリーズBの資金提供により、Josysは製品チームとエンジニアリングチーム内の人員を増やすことも可能になります。経営陣は今後数か月で人員を倍増させることを計画しています。さらに、Josysは、対象地域の拡大と迅速なサービス提供のためのマネージドサービスプロバイダー(MSP)ネットワークの構築に特に重点を置いて、市場へのルートを拡大する予定です。
2021年に設立された多国籍スタートアップ企業であるJosysは、「新時代のビジネスのためのIT運用をグローバルに再定義する」という使命を持って事業を展開しています。米国、インド、日本、シンガポール、ベトナムに100人以上の従業員を擁するJosysは、新型コロナウイルス感染症後のグローバルビジネスの進化を支える業務システムの構築に専念しています。