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MSPs

MSP向け自動化ツールの選び方

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目次

概要

MSP(マネージドサービスプロバイダー)にとって、適切な自動化ツールの選定は、業務規模の拡大、サービス品質の向上、運用コストの削減に直結します。本ガイドでは、自社の目的に合ったソリューションの評価・選定・導入方法を解説します。
自動化ツールの種類、メリットと課題、必須機能、選定ステップに加え、SaaSおよびIT資産管理に特化したジョーシスの活用方法もご紹介します。

1. MSPにおける自動化の必要性

IT環境の複雑化、顧客からの要求水準の向上、利益率の圧迫などにより、MSPは限られたリソースでより多くの業務をこなす必要があります。自動化はもはや競争優位ではなく、事業継続に不可欠な要素となっています。

適切な自動化ツールを導入すれば、サービス提供の効率化、手作業の削減、エラー防止が可能になり、より付加価値の高い業務に注力できます。たとえば、新規顧客の迅速なオンボーディングやチケットの事前対応などにより、技術者の生産性や顧客満足度、利益率の向上が見込めます。

2. MSP自動化ツールの主な種類と役割

MSP向け自動化プラットフォームは、主に以下のカテゴリに分けられます。それぞれの特徴を理解し、組み合わせて活用することが高効率な運用の鍵となります。

  • RMM(リモート監視・管理)ツール
    クライアント環境の遠隔監視、スクリプト実行、パッチ適用、端末管理を行います。最新のRMMでは、プロアクティブアラートや自己修復スクリプト、デバイス自動検出なども可能です。
  • PSA(プロフェッショナルサービス自動化)ツール
    チケット管理、工数管理、請求、契約管理など、MSPの業務全般を支援します。RMMと連携させることで、監視アラートに基づくチケット発行や解決状況の追跡が可能です。
  • セキュリティ自動化ツール
    脆弱性スキャン、エンドポイント保護、コンプライアンス強制、インシデント対応の自動化など、顧客のセキュリティ管理を効率化します。
  • ドキュメンテーションツール
    顧客環境やパスワード、業務手順を一元管理します。設定情報やSOP(標準作業手順書)の自動更新により、対応の迅速化とミス防止を実現します。
  • オールインワンプラットフォーム
    RMM、PSA、ドキュメンテーション、セキュリティを一体化した製品。統合性は高い一方、機能の専門性は個別ツールに劣る場合があります。

3. 自動化プラットフォーム選定のポイント

評価時には機能の多さだけでなく、実際の業務価値につながるかを見極める必要があります。

  1. 統合性:既存のPSAやチケット、ドキュメント、請求システムと容易に連携できること。
  2. 拡張性:エンドポイント数やユーザー数が増えても性能やコスト効率を維持できること。
  3. ワークフロー自動化:単一作業だけでなく、条件分岐やアラート連動など包括的な自動化が可能であること。
  4. セキュリティ・コンプライアンス:自動パッチ適用やポリシー適用、リスクベースの通知が可能であること。
  5. レポート・可視化:作業実績や未対応事項をわかりやすく報告でき、顧客向けのダッシュボード機能があること。
  6. ユーザー体験:直感的に使え、動作が軽快でカスタマイズ性が高いこと。

4. よくある失敗と回避策

  • 戦略不在で導入する:目的や自動化範囲を明確化する。
  • 導入期間を過小評価する:プロセス整理・研修・統合を含め4〜6週間程度を見込む。
  • 現場の反発を放置する:早期に推進担当者を選び、効果を共有する。
  • 初期から過剰にカスタマイズする:標準機能を十分理解してから拡張する。
  • 機能過多の製品を選ぶ:主要ユースケースに深く対応できるかを重視する。

5. ジョーシスが支援するMSPの自動化

ジョーシスは、SaaSおよびIT環境の効率的かつ安全な管理を目的に設計されたプラットフォームです。

  • クライアント環境全体のSaaS利用状況を一元可視化
  • 役割・ポリシーに基づくアカウント自動発行/削除
  • ライセンス利用状況の分析によるコスト最適化
  • アクセスログやベンダーリスク評価のコンプライアンス対応レポート
  • IDプロバイダー、チケット管理、MDMとの統合

これにより、MSPはシャドーITの抑制、オンボーディング/オフボーディングの効率化、サービス品質向上を実現できます。

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