導入前の課題
フルリモート勤務にも関わらず、出社が頻繁に発生していた
デバイス発送対応が出社日に限られるため、到着まで日数を要していた
アウトソーシングとデバイス管理を一括してできるサービスを探していた
<導入の決め手>
当初検討していたアルバイト・業務委託を雇用する予算よりも、ジョーシスで大幅にコストを抑制できる見込みが立った
導入後の効果
在宅でデバイス発送業務が可能になり、出社が不要になった
デバイス発送を最短翌日到着で対応できるようになった
年間240万円の人件費削減につながった
「ウェルネス産業を、新次元へ。」をミッションに掲げる株式会社hacomonoは、テクノロジーの力で日本の健康課題解決に貢献し続けています。
同社が開発・提供する「hacomono」は、入会・予約・決済手続きをオンラインで実現。顧客体験を高めるDXソリューションとして、フィットネスクラブ、スクール、施設など、6,000店舗以上が導入しています。
そんなhacomonoでは、さらなる事業拡大に向け、積極的に社員を採用中です。フルリモート勤務体制を導入することで、多様な人材の獲得に成功しています。一方、急速な事業成長にともない、デバイス発送業務をはじめとした入社準備に課題がありました。
そうしたなかで、ジョーシスのITO(アウトソーシング)を活用したことで、業務負荷の軽減に成功しました。なぜITOにジョーシスを選んだのか、その効果はどうだったのか。同社の日高様にお話を伺いました。
ーー御社の状況についてお伺いします。従業員規模や情シスの体制についてお聞かせください。
従業員数としては、全体で400名弱が在籍しています。内訳は正社員が230名ほどで、その他にもアルバイト・パートの方が4名、派遣の方が20〜30名、業務委託の方が100名ほど活躍しています。
情シスに関しては、マネージャー1名とメンバー3名の4名体制となっています。したがって、実務に関しては実質3名で400名を管理している形ですね。
ーーSaaSの導入数や毎月の入退社数についてはいかがでしょうか。
SaaSの導入数は、全社で100個ほどあります。弊社ではOktaを導入しているので、基本的にはOktaで管理しつつ、それ以外のところをジョーシスで管理しています。とはいっても、すでに30個くらいはジョーシス上で管理していますね。
毎月の入社人数は、月によってばらつきがありますが、大体5〜10の間です。一番多かったときは1ヵ月で15名入社したこともありました。なので、セッティング周りが大変ではないかとよく心配されます。
一方、社員の退職に関しては毎月2〜3名となっています。したがって、現在は社員数が毎月増え続けているといった状況です。
ーージョーシス導入前の課題についてお聞かせください。
パソコンの管理や発送業務の管理について課題がありました。というのも、情シスメンバーは全員フルリモートで勤務しており、住んでいる場所も通勤圏外だったからです。
そのため、入社時の発送や、故障したデバイスの交換など、物理的な発送業務に関しては、どうしても東京にいるメンバーが対応しなければいけませんでした。そうした課題感が強まるなかで、アウトソーシングとデバイス管理を一括で対応しているサービスを探していました。
ーージョーシスを知ったきっかけや導入にいたった経緯を教えてください。
情シス界隈のコミュニティで、他社の情報収集をした際に、「ジョーシスを使っている」と仰っていた方が多かったので気になっていましたね。実際に導入にいたった理由としては費用対効果です。
先程お伝えしたとおり、物理的な発送業務を1人でやるのは負荷が大きいです。それに、万が一体調を崩した場合に業務が滞るリスクもありました。当初は業務委託やアルバイトの雇用も検討しており、大体月に30万円くらいの予算を立てていました。一方で、ジョーシスを導入すれば月10万円ほどで済む計算になりました。つまり、毎月20万円の支出を抑えられます。年間では240万円のコスト削減をできることが一番の決め手になりました。
その他にも、ジョーシスはデバイスやアプリを人に紐づけることができるので、台帳管理をジョーシスひとつで済ませられるのも魅力でした。
ーー実際にジョーシスを利用してみて、いかがでしたでしょうか。
よく利用しているのはデバイス台帳機能です。特に、デバイスの入れ替えのタイミングで予算化する際などに役立っています。
その次に使うのがメンバー管理画面です。例えば、退職したあとに残っているアカウントがないかを必ずジョーシスの画面上で確認するようにフロー化しています。
ーーITO(ITアウトソーシング)に関してはいかがでしょうか?
とても助かっています。これまでは、フルリモートといいつつ、週に1〜2回は出社していたので、あまりリモートワークの実感をもてなかったのです。それが、今では自宅で発送業務ができるようになりました。
また、到着までの期間短縮にもつながっています。例えば、デバイスが故障したと連絡があった場合です。これまでは担当者が翌日に出社して発送手続きを行っていましたので、本人の手元に届くのが2〜3日かかっていました。しかし、ジョーシスのITOでは当日17時までは即日対応可能なので、早ければ翌日には本人に端末が届きます。
ジョーシスを導入する前は、デバイスの発送業務が間に合わず、入社日の調整をHR側にお願いすることもありました。しかし、ジョーシスのITOを導入したことで、ボトルネックが解消されたので、社員の受け入れ体制が強化されましたね。
それと、私が元々フロントエンドエンジニアというのもありますが、ジョーシスはUIにこだわりを感じています。ちょこちょこデザインも変わっていて、どんどんユーザーフレンドリーな仕様になっているのが好印象ですね。
ーー使ってみて意外と良かった機能はありますか?
デバイス台帳の履歴機能が便利です。ジョーシスを導入する前は、スプレッドシートで運用していたので、1端末1ユーザーの管理で履歴もメモ程度しか残せませんでした。ジョーシスを導入してからは、項目を自由に追加できるようになりましたので、かなり重宝しています。
経理部門と連携しているので、デバイス番号を伝えなくとも固定資産の台帳番号を伝えるだけで会話できるようになりました。
ーー利用後、会社のコストが浮いた!セキュリティ対応がラクになった!など、定量面・定性面で実際にメリットを感じたことがあれば教えてください。
定量面では、先程お伝えしたとおり、コスト削減につながったところが最も大きいですね。人を採用する場合のコストと比較して、月20万円、年間でいえば240万円のコストが浮いた計算になるので、費用対効果としては非常に高いと感じています。
あとは業務効率化につながりましたね。出社が不要になったので、移動に費やしていた時間とコストも減りましたし、発送業務を完全にお任せすることで、他の業務に専念できるようになりました。
定性面の効果としては、退職後のアカウント削除漏れを防ぐことができたり、誰がどのアカウントを持っているかが一目でわかるようになったので、作業がしやすくなりました。アカウントを削除する際もわざわざツールにログインしなくとも、ジョーシスの画面上ですべて完結できるのもありがたいです。
ーーセキュリティ対応という側面で、ジョーシスをどのようにご活用いただいていますか?
弊社には、WordPressを使って作成したサイトがあります。ただ、WordPressのセキュリティ対策は高くないと感じているため、ユーザー管理の部分でジョーシスを活用しています。例えば、外部の方のアドレスが入ったときに、契約があるかないかを確認することができます。
ーージョーシスのサービスを、同業の友人や同僚に薦めたいと思いますか?
基本的に使い勝手がいいサービスだと思いますので、企業規模を問わず多くの企業様におすすめしたいです。そのなかでも、弊社のようにフルリモートで全国に社員がいて、ある程度ITの基盤は整っているけれど、管理が煩雑になっていて対応に追われているといった企業様には、特におすすめしたいと思います。
またITOに関しては、パーフェクトといっていいほどご対応頂いているので、非常に満足しています。特にご担当の方は、やりとりも丁寧で誠実ですし、大きなミスもなくご対応頂いているので、安心感しかありません。
一点、ご要望をさせていただくとしたら、現在は発送依頼を台帳でやり取りしているのですが、ジョーシスの管理画面上から依頼できるようになると、よりスムーズになるのではないかと感じています。