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導入前の課題

・業務システムの投資に対する方針が立てられていなかった

・社内で導入しているSaaSの管理が行き届いていなかった

導入後の効果

・IT資産管理の運用性を高め、情シスを「攻めの運用」を行う組織に

・シャドーITの検知や導入SaaSの見直しにより業務生産性の向上に

持続可能な企業成長を目指す経営者こそ、内部統制強化に早期に着手すべき

ーー経営者によっては、IT資産の適切な管理は”重要だが緊急度が低い”領域と捉えられてしまうケースもありますが、今回御社でのジョーシス導入は、代表取締役である村上さん自身で推進いただいたと聞いています。経営者としてなぜこのタイミングでジョーシスの導入を決められたのでしょうか。背景を含めて教えてください。

村上様(代表取締役CEO)

ツクルバは2019年夏に上場し、株式市場と対峙しながらこれまでも内部統制強化に力を入れてきました。そんな中、2022年から資本市場が一気に冬の時代を迎え、市場から求められるものも、売上拡大からキャッシュフローをプラスにすることへと変化するなかで、社内でも「生産性と利益成長」という言葉が経営のキーワードとなり、内部統制の重要性がさらに高まりました。

生産性を上げるというのは、単に業務を効率化していくことだけに止まらず、想定される最大リスクを適切にヘッジし持続可能な経営ができる状態を作ることも含まれます。

その一貫としてはじめたのが、内部統制とコスト削減プロジェクトであり、その対象となったのが「SaaS」です。SaaSは気付くとどんどん増えていきますし、当社でも事業部固有のものも含めるとすでに相当数ありました。それらを一つひとつ「本当に必要か」「他のツールで代替できないか」と議論を進めていきました。

当初は、コストの適正化を図るためアカウントの棚卸しからはじめたんですが、使われていないアカウントが結構見つかったんです。また、導入SaaSの見直しもする中でシャドーITの存在も気になりだしました。シャドーITを見落とすことは、セキュリティ観点でもリスクが高いですし、コスト観点でも無駄になってしまうので、リアルタイムで検知する仕組みが必要です。

里山様

私が所属するデジタル戦略推進室は、昨年立ち上げられた組織です。社長直下の内部統制・コスト適正化プロジェクトにて、社内の業務システムのROIの見える化や、システムの最適化を実施してきましたが、まさにこの領域は内部統制強化における一丁目一番地でした。

ブラックボックスになっていた社内の状況を整理し、何度も議論を重ねる中で、コスト最適化のための「未利用アカウントの検知・削除」、内部統制のための「シャドーIT検知」にフォーカスがあたり、これらを即時性高く検知できるいくつかのIT資産管理ツールを検討した結果、ジョーシスが最適だと判断したことで導入に至りました。

ーー経営とはまた違った目線で、IT管理運用を実際に行う現場の目から、ジョーシス導入を意思決定された理由はどのあたりにありますか?

里山様

コスト削減・内部統制という観点以外で私が重視したのは2つです。

1つは、SaaS利用の異常検知の即時性を高められること。

もう1つは、デバイスとSaaSをIT資産として一元管理できること。

IT資産は、デバイス、SaaSを含めたシステム、それらの利用アカウントと多岐に渡ります。それらをその特性ごとに管理するのは非効率なため、ひとつの窓口から、利用者別、もしくは資産別に括って一元管理できるツールが必要でした。

同様に、デバイス管理にも課題がありました。

MDMは利用していましたが、OSに合わせてそれぞれ別の種類のMDMを利用していたため、閲覧・メンテナンスしなければいけない管理画面が複数にわたり、非効率な状況でした。紛失時のデバイス検索・全体/部署ごとのデバイスコストの見える化・減価償却対象のデバイス洗い出しの際など、それぞれのシステムからリストを抽出して対象を決め…というような非効率が発生しており、IT資産を一元管理できるツールの必要性が増していました。

ジョーシスを使えば、複数のMDM連携もできますし、MDMを使っていないデバイスも同じ台帳で管理できるので、デバイス情報データベースとしても有用ですし、UI/UXも優れているので業務の効率性が格段に上がりました。

こうした課題に対して資産管理ツールを選定していたのですが、SaaS管理のツールはいくつかあるのですが、デバイス管理も含めて一元管理できるツールとしてジョーシスは非常に便利でした。

ーー上場からもうすぐ4年。上場会社として、株式市場からガバナンス・セキュリティ対応等を求められるケースも増えてきているかと思います。経営者として最近特に意識されているものはなんですか?

村上様

当社は個人のお客様にサービスを提供する会社なので、セキュリティ強化は顧客体験向上にもつながると考えています。ユーザーは自身の個人情報を当社に提供する際に、安全なセキュリティ基盤があったほうが当然ながら安心して使っていただくことができます。

加えて、内部統制強化によってコスト適正化が果たされれば、生産性向上にもつながります。だからこそ、IT資産管理は「セキュリティ対策のため」といったお題目を唱えるためのものではなく、企業成長につながるものであると考えています。そこを履き違えてしまうと、余力があれば取り組むアドオンの施策としてとらえられてしまいますし、企業としての成長機会も損なわれてしまうと感じますね。

また、当社は上場していますが、上場・非上場に関わらず売上数百億・数千億を目指しているようなスタートアップやベンチャー企業であれば、IT資産管理やそれを支えるインフラ整備は間違いなく必要になってきます。後手に回って導入するのではなく、成長フェーズであれば早い段階で先行投資すべきだと感じますね。

生産性が高い組織とは、筋肉質な組織である

ーーマーケット環境が目まぐるしく変化するなかで、これからの時代を生き残るためにはどういった組織であることが必要だとお考えでしょうか。

村上さま

これからのマーケットは強者と敗者の二極化が鮮明になっていくと予想されます。そのなかで、スタートアップやベンチャーが持続的な成長を遂げるためには「筋肉質な組織」を作っていくことが重要だと考えています。

そうした組織作りを進めていくためにも、内部統制およびインフラ整備は欠かせません。建築工事でたとえるならば、インフラ整備は「基礎工事」にあたります。しっかりとしたインフラ基盤があることで、環境変化や成長にも耐えられる組織になります。

インフラ整備はコストととらえられがちですが、生産性向上という観点として考えることが重要です。だからこそ単に情シスの業務効率化に留まるのではなく、経営者や経営チームが内部統制強化をトップダウンで進めるべきだと思います。

そのため当社では、継続成長のために「どうやったら生産性が上がるか」といったことを考えて実践してきました。現在でも「生産性向上」は経営意思決定のキーワードになっています。

生産性向上とは単にコストを切り詰めたり、形だけ残業を減らすといったことではなく、アウトプットの量・質は高めつつも、無駄を減らし効率化を徹底することです。そうして工夫をしていくなかで、今までになかったアイデアが生まれたり、小さなイノベーション創出につながったりすると考えています。そういった意味でも、ジョーシスは当社のインフラとしての役割を果たしてくれていると感じますね。

ーー上場準備中あるいは、上場企業の経営者に向けて、ジョーシスのようなIT資産管理ツールを導入することの意義とおすすめコメントをお願いします。

里山さま

世の中の状況的にも、今後SaaSなどさまざまツールのコストが上がることも想定されます。だからこそIT資産管理を適切に行い、機動的に見直しを図ることで社内全体の生産性を高めることにつながると感じています。

当社でも、情報マネジメントポリシーを策定し、それにあったIT資産管理ツールとしてジョーシスを選択したことは「攻めのDX」を進めるうえで非常に重要な意味を持ちます。

特にジョーシスはシャドーITの検知機能なども実装され、攻めのIT資産管理を実施するには最適なツールであると考えています。

村上さま

ジョーシスを導入して社内のインフラを整備することは、内部の体制を整えるためだけではなく、顧客価値向上や生産性指標などの目的をもって取り組むべきだと考えます。あくまでも会社は事業成長し利益を生み出し社会に貢献することが目的なので、手段と目的を間違えないことが重要です。

関係者全員のITリテラシーが揃ってないこともあるので、前提整理や共通認識を持つためにもジョーシスのようなツールを使ったインフラ整備は効果が高いと思いますね。

今日からジョーシスを始めましょう